公認内部監査人の資格試験についてのブログ記事です。
受験資格や、受験情報(難易度・合格率・学習時間)を調べた後は?
マイナーな公認内部監査人資格。
- 内部監査業務、あるいは周辺の内部統制に関する業務について、専門知識を身につけよう!
- 実務経験やお金は必要だけど、何年も勉強する、あるいは最悪、何年やっても受からないかもしれないような試験ではない・・・受験しよう!
と、今回は受験を決めた後の話になります!
決めた後は、具体的な勉強や実際に試験を受けることです。今回から資格予備校を活用してみる編になります。独学の場合は、下記のリンクをご覧ください。
予備校を検討。そして勉強を開始する流れへ
受験すると決めた後の流れといいますか、やるべきことは、漏れがあるかもしれませんが大体下記のような感じです。
- 資料を取り寄せる、セミナーに参加して予備校を選ぶ
- 予備校に申し込む
- 通学、またはDVDやWeb授業を観て学ぶ
- 授業と並行してテキストを読み、問題集を解いていく
- 試験の申し込み手続きをすすめる
- 大学の卒業証明書を取りに行く(か郵送手続きをする)
- 会社の上司などから受験のための推薦状をもらう
- 内部監査協会の会員になるかは考えてみる
- 試験の受験生として登録が終わるのを待つ
- 登録が終わったら、試験日を予約する
- そして試験日に試験に向かう
今回からは、予備校編になります。
手続き関係は正直忘れてしまった部分がありますので、資格学校を活用する場合はそちらに相談するのが一番だと思います。手続き方法の案内も作ってあったりするのが、資格の専門学校のよいところです。
公認内部監査人試験で資格学校を使うメリット!
個人的に、思いつくものを候補として出しています。
- わかりにくい和訳問題。標準化した解釈で頭に入りやすくなる
- 移動時間でも使える教材。勉強する負担を軽減してくれる
- Web問題など、繰り返しにより答えを憶えてしまうことに対応する
- 通学講座の場合、同じ勉強をしている人を見てモチベーションが維持できる
- 授業や標準的な学習が、中長期の学習期間の伴走者になってくれる
- 合格者の話や、体験談を聞くことができる
- 非公開が多い試験。その情報をトレースしてくれるため勉強だけに集中できる
- 試験受験手続をサポートしてもらえる
まとめますと、予備校は合格へ向けた標準手法を確立していることがメリットです!
また、資格の専門学校を活用すると勉強することだけにほぼ集中できます。それゆえ、短期合格につながるとも言えます。
いくつかに分類して捕捉します。
わかりにくい試験問題を標準的な解釈で学べる
このCIA試験、国際資格でもあり、英語の問題を日本語訳で受けているのが実際の状況です。昔よりはよくなったとは言われるようですが、今でも私たちからすると何をいっているかよくわからない、日本語の解釈の問題があります。
テキストは長文ですから、いろいろな修飾語を加えて説明するのだと思いますが、公式の試験問題を長文でダラダラ書くわけには行かないので、もちろん数行の短文になります。
そうすると、補足をあまり加えない書き方をした和訳の文章問題なので、何を聞かれているのかわからなくなります。
十分勉強したにも関わらず、解けないまま試験時間が刻々と過ぎていくのはそのパターンです。
試験問題ならそれもやむをえない、仕方ないです。
でも、もしこれが勉強している教材がなにいっているのかわからなかったら、勉強時間の無駄だと思いませんか?
問題は試験に似せてつくるからよいのですが、その問題集の解説で納得できなかったら、解答の暗記にしかならないので、勉強の能率は悪く不合格に突き進みかねません。
本番のわかりにくい問題に対する「勉強」に関しては、わかりやすい、納得できる内容である必要があると思います。
これができるのが何よりの予備校メリットです。私も実際に質問しましたが、自分の頭というか腹落ちしなかったら、無理やり腹に落とすのではなく(似た問題が出たときに間違えます)、予備校の答えと対話して、答えそのものではなく「納得いく答えの導き方」を聞くことができます。
短期合格を可能にする教材
私の勉強方法は、行きの電車で20分、帰りの電車で20分、予備校の教材を学習していました(それ以上はやらずスマホやボケーっとしたり、本を読んだり、勉強しませんでした。)。
40分+平日は家や図書館でで80分位でしょうか。
家でも60分で終えるつもりが、興が乗るというか60分でやめるつもりが80分位はできてしまうものです。
電車の中での40分が可能だったのは、予備校の教材だったからです。
問題集、テキストを時期や学習計画に合わせて両方を電車の中で勉強していました。長文でパラグラフ分けもなく、難解な文章でしたら20分で1ページもすすまないかも知れませんよね。
また、問題集も解説も予備校として書いていると思われるので、解説の文章に悩むことなく、次の問題に行けました。
同じ片道20分でも、無駄な20分と有用な20分があります。有用な20分になったのは予備校教材の力だと思います。結果的に有効に勉強できたため、6勤1休の勉強や、付き合いを断らず、お盆などの長期休みにはほぼ勉強しなくとも約6ヶ月で合格することができました。
試験情報を自分で調べて考えなくてすむ
非公開情報が多い試験ですし、マイナーすぎて受験手続もわからない部分が出てきます。この試験、大くくりで出題内容は出ていたりします。この辺りから2割出るとか大体の出題比率もありました。
ちなみに、試験を受けた印象からその出題比率通りに出ている気はしますので、結構重要です。ただ、ポイントは、PART1、2,3それぞれ、パートをまたいで出てくる問題があるところですが。
その辺りの試験情報を調べていて手続きを教えてくれる。出題比率を自動で調べて、その研究成果を早く教材に反映してくるのが予備校のよいところです。
合格者が増えるほど、受験生をまた呼び込めるわけですから当然とも言えますが、それは予備校と受験生の関係が「WIN-WIN」だとも言えますね。
資格学校のデメリット
予備校を使うデメリットももちろんります。これも個人の考えです。
お金がそれなりにかかる
これは次回取り上げます。
マイナーな試験故、大量受講生により講座料金が下がる、低いということはあり得ません。約20万円前後というところでしょうか。
受験だけでも十数万円かかりますから、さらに予備校代は大きいといえば大きいです。
最大公約数としての標準的な学習方法を確立している?
メリットの裏返しですね。標準的な合格への手法を確立しているゆえに、多くの合格者を輩出しています。
一方で、こうした経緯、こうしたライフイベントがある、といったあなた専用のためにつくっているわけではないのはデメリットでしょうか?
どんなものにも合う合わないが発生するのは必然です。マイナー試験ではありますが、予備校は3つから選べますので、まず3つを比較して自分にとってどこがよいのか、を考えてみるのがよいかと思います。
相談が可能で、デメリットを抑える方法があるのも予備校メリット・・・
半年や1年、あるいは2年かけてなど、学習期間に対してどうすればいいのか豊富な経験を持つ予備校に相談できること、それがメリットでもあります。
独自の問題やテキスト解釈では、合格へのまっすぐな道から徐々にそれてしまうので、王道といいますか合格へのまっすぐな道をとらえることができる、自分のやり方を相談できるというのは大きいですね。
デメリットして、通学できないというのもあるかも知れませんが、今は通信講座もありますのでその辺りは時代が変わりましたね。
通学できないことはデメリットではありません。
公認内部監査人試験の資格講座があるのは3つ
- アビタスの公認内部監査人コース
- GRC Labo CIA講座
- TAC 公認内部監査人コース
独学を考えた場合でも、独学と予備校、それ自体を比較してみることは大切です。
また、私自身は予備校から取り寄せた受講案内、セミナー資料は今も大切に保管しています。
内部監査業務、途中で仕事の必要性について考えたり、日々の業務についてのみ矮小化して考えたりすることがあります。
そうしたときに、国際的な資格である、内部統制の専門家として必須、といった文章を読み直すと、改めて大きな視点で業務に取り組もうと後押しされることがあります。
まあ、大切な仕事ですよ!ということが予備校のメリットだから、そう語るのだとは思いますが。資料を取り寄せたり、セミナーに参加してみることは、モチベーション維持の一つの方法としておすすめします。