公認内部監査人の資格試験の記事です。
今回は、Part3の財務管理分野に苦手意識のあった私の場合、どう対応したかの話になります。
Part3について、これまで下記の記事を書いてきました。
財務管理は苦手でも、集中すればある程度は取れる
IT、財務管理、パート3の大きな項目を占めるものの、どちらかが苦手な人もいるかと思います。
私は、財務管理の方が苦手でした。
ただ、どこまで出るのかわからないITに対し、財務管理は出題分野が、ある意味固定されています。
苦手だとしても、きちんと対策すれば「財務管理ができなくて落ちた」(不合格)という結果は避けられます。
ちなみに、私の場合は資格学校を利用しています。
資格スクールを利用した場合、テキストで学習項目(論点)を細かくわけています。
また、授業に出たり・動画を観ると、各論点の出題可能性などの参考となる情報を聞くことができます。この辺りが、資格予備校のメリットとも言えます。
財務管理の中でも、出るところ・出ないところはある
財務管理部分の、あくまで一例ですが出る可能性が高いところと低いところはあります。
何となく重要そうにも見える論点も、試験範囲から考えて試験問題の中でも1問位と思われるものがあります。(試験回によっては前後すると思います。)
この分野に詳しくない方が、計算問題を解けるようになろうとすると、時間がかかります。
年金の問題が出る時に、必ず計算問題が出るのかというと、またそうとも言い切れません。苦手な計算問題を必ず解けるようにしようとすると、勉強がいやになってしまいますので、個人的な決断は1問捨てです。
Part3は幅が広いので、「捨てる勇気」も必要な科目です。
ただ、テーマは難しくとも、出題される問題が難しいとは限りません。概要自体の勉強は飛ばしてはいけません。
とはいっても、苦手な論点全部を捨ててはいけない
財務管理の問題が、全体の2割出るとします
合格するための正解率が8割だとします。
もし、苦手だからと言って、財務管理を無勉強で行く、あるいは捨てる戦法で行くと、10割の内2割を捨てますので、他が全問正解でも最大8割です。
他が全問正解なんてことはありませんから、確実に不合格に近づいてしまいます。
財務管理の中の、おそらく1問しか出ない〇〇なら、捨ててもよいです。
ただし、Part3は範囲が広いといっても、財務管理・情報セキュリティ・情報技術といった「出題トピックごと」捨ててはいけません。
基本は満遍なく、点数を拾っていく必要があります。
ともかく反復するのが王道
反復は、勉強の王道ですね。
ちなみに、公認内部監査人試験に出る財務管理の問題としては、簿記3級の基礎力があれば、あとはテキストと問題集の反復で十分いけると思います。
応用問題が出ると解けないかもしれませんが、十分反復をしていれば、ほぼ似たような問題は解けます。少なくとも4択を2択まで絞るといったことは可能です。
苦手項目でも、少しずつ日々触れていれば、ほぼ同じような出題の仕方であれば解けるようになります。問題をひねられる、応用問題だと解けませんが、その場合でも日々の勉強で2択まで持っていける可能性はありますし、最悪その問題は捨てます。
個人的には、財務管理が苦手と思っていたものの、結果としてITより得点源になった気がします。ビジネス感覚は、自分の答えが確実に合っているかわかりませんが、財務管理は正解・不正解がはっきりするパターンのトピックです。
試験中に、財務管理部分の問題への手ごたえがあったことで、試験が終了した瞬間に、合格したのではと思えました。
結果は文句なく合格していました。苦手と思ったテーマが、結果的にもっとも得点源となったのでした。