公認内部監査人の資格試験の記事です。
ITと財務管理はパート3の重要ポイント
公認内部監査人試験は、スケールドスコアという形式をとっていて傾斜配点のはずですが、問題も配点も一切非公開なので、どの位の得点を取れば合格なのかわかりません。
ただし、試験を研究した予備校からは75~80%の得点率が必要ではないか、と言われることがあるかも知れません。
傾斜配点がどうなっているかはわからないので、正解率75~80%だと考えてみます。
ITと財務管理の両分野が、もし0点だったら、他のすべてが正解しても確実に不合格でしょう。
逆に、全問正解だったら65%の下駄を履きますので、合格確率は高くなります。
十分勉強しても、IT分野で満点を取るのは難しい・・・
特に出題比率の大きなIT分野。
予備校のテキストと問題集ののIT分野は十分勉強したと思っていますが、それでもIT分野を完璧にするのは難しいと思います。
私自身は、CISA(公認情報システム監査人)も持っていますので、IT分野は苦手ではないとは思っています。
ただ、それでも財務会計のように出題範囲や問題に限りがあるのと異なり、ITは最新トレンドなども日々増えていっているわけです。最新問題がすぐ出るわけでなくとも、いつどんな問題がでるのか見当がつきません。
ITを完璧にしようとしたら切りがないというのが実際です。
手を広げる勉強で、他がおろそかになるリスクもある
ITパスポートの勉強、中小企業診断士の経営情報システム分野、あるいは情報処理関係の試験勉強などに手を広げて、IT分野を網羅した勉強をすることもあり得るかも知れません。
ただ、勉強のコストパフォーマンスが落ちます。
勉強範囲を広げた分だけ、効果があるのかというと疑問ということです。
ITは得意だから、得点源にしよう、満点取ろう、というのは甘い誘惑です。
ありきたりですが、合格点が取れればいいという考えで、他の出題トピックがおそろかにならないように勉強しておくことが、不合格を遠ざける方法だと思っています。