公認内部監査人の資格試験のブログ記事です。
勉強法と各PARTごとについての言及を含めた「第3章:勉強編」のスタートになります。
一応、ここまでの各章の目次にあたる記事へのリンクを貼ります。
CIA試験では3科目を受ける:各Partごとの概要
公認内部監査人になるには、現在、3科目の試験を受けて合格するしか道はありません。弁護士、公認会計士でも科目免除等はありません。
受験する3科目の題名は下記です。
- PartⅠ:内部監査に不可欠な要素
- PartⅡ:内部監査の実務
- PartⅢ:内部監査のためのビジネス知識
公認内部監査人試験の受験案内に出題トピックがあります。
基本的にはその出題トピックのドメインの内容で、ほぼそこに書いてある比率通りに出るという認識を持っています。
勉強に迷わないように一回で受かりたいところですが、不合格となった場合は、自分で考えすぎず、資格学校に相談した方がよい場合もあります。
(資格学校の教材を徹底的にやったのに落ちたという方は、予備校不信になっているかも知れませんが・・・。それなりのお金を払っているので、相談者として割り切って使いこなしましょう)
私の使用した教材等の前提
まず、私の場合の前提条件について一応記載しておきます。
私の場合は、資格予備校(スクール)を使用しました。
当時の状況で「 アビタスの公認内部監査人コース 」を受講しました。
使用した教材は、資格学校の教材のみです。他に、模擬試験も受けてはいます。
資格学校以外の教材使うなら、高いお金を払う意味って?
資格学校教材だけで合格したというと、本当かと思われたりするのですが。
いろんな意見があるのは当たり前なので私の意見になりますが・・・。
IPPFなどの内部監査の原則はテキストの役割になりますが、IPPFはCIA試験の合格に特化した「教材」ではありません。
一方で、安くはないお金を払う「資格学校」がつくる教材は、公認内部監査人試験に合格させるために特化しているはずです。
それなりに高い予備校費用を払うのですから、読んでなにを言っているのかわからない、試験合格に役立たないようなテキストと問題集を出されたら、苦情の一つも入れたくなりませんか?
あるいは、うちのスクールの教材だけでは不足なので、グレイム(GLEIM)や協会が出している模擬問題集も買ってやるように、と言われたらやはり苦言を呈したくもなります。
基本的には、予備校教材だけやれば合格できるようにつくられているはず
予備校教材だけで合格した人が、各社の合格体験談でいるという事実は、それなりに意味を持つのではないかと思います。
予備校教材だけで合格した人がいるのであれば、資格学校の教材に集中して、あとはどう使いこなすかを考えて勉強すればよいのではないかと。
厳密には次の項目で補足はあるのですが、私自身は予備校教材のみしか使用していません。
ちなみに、CIA合格からしばらく後に、CISA(公認情報システム監査人)にも合格していますが、やはり予備校教材のみで一回で合格しています。
*もちろん、予備校も私も合格を保証するわけではありませんのでご理解ください。
PART3は一度やってみてから、他に教材を使うか考えることにした
PARTⅢ(パート3)の財務会計部分に備えて、簿記の勉強を少しだけすすめましたが・・・おそらく「CIA試験の観点」からみたら、何か違うだろう?と思い始め、やめました。
PART3の財務会計の勉強を一度やってみて、それで簿記や財務会計部分の別の勉強が必要であれば、その時に考えようということにしました。
人により強み・弱みはあり、補足教材が必要な時はあるかも知れないが
監査の実務経験があればパート2は有利だと思います。
また、パート3はビジネス感覚35%に加え下記で構成されます。
- 情報セキュリティ:25%
- 情報技術:20%
- 財務管理:20%
「IT」の部分は大きいですね。
財務管理かITいずれかが苦手だという方もいらっしゃるかも知れません。
自分が弱い部分については、別の教材も使い補足しようという考えもありです。
独学の場合のテキスト・問題集(使用教材)/独学おすすめパターン!
ただ、一方で、一部のトピックは合格点ギリギリかあるいは少し落ちるくらいで、他の部分で点数を稼ごうという考えもありだと思います。
私は財務会計は、比較的不安な方だったと思い、6割取れれば、いや最悪5割取れればいいやと思っていました。(一般的には、スケールドスコアという方式なので配点がわからないのですが、75~80%位の得点率が合格ラインと思われていたりする試験です)
この辺りは、事前にいろいろ考えるより、まず一通りPart1からPart3まで一巡してから考えることをおすすめします。