公認内部監査人

資格学校で悩むのは、お金の問題が大きい!(スクールの比較1)

公認内部監査人の資格試験についてのブログ記事です。

CIA/公認内部監査人資格 アビタス
アビタスのCIAコース

短期合格・効率的な学習を目指すなら予備校がベター

前回は、試験に合格するためには予備校がベターだというスタンスでした。

公認内部監査人試験で資格学校をすすめる理由!メリット・デメリット

国際資格で、海外(英語)の問題を日本語に和訳して出題したているのが、公認内部監査人資格の試験問題です。

公認内部監査人:独学の場合のテキスト・問題集(使用教材)

IPPFを読んだり、グレイム(GLEIM)などの問題集を解くというのは、もちろん勉強方法の一つです。

ただ、短期合格・効率的な学習短期を目指すなら、受験生の理解しやすさを考えている資格学校の利用をおすすめします。

2010年前後位で試験を受けた方では問題集3~4回やるだけで十分だった、という話もあります。

今は、テキストの細かな部分も憶えているくらいでないと、一発合格は「運」の要素が増えます

運試しにエイヤっ!と1科目3〜5万円(協会会員か非会員化により変わる)の受験費用を払うのは、私にはちょっと・・・できませんでした。

予備校が研究した成果を反映した教材なので、やはりそれなりの価値があります。授業に関しても、理解の手助けとなります。

もちろん、授業や、教材を1回やっただけでは合格できません。合格には、継続的に勉強する自己管理能力は必須です。

予備校がベターだけど。結局はお金の問題?

短期合格・効率的な学習という点では、予備校というより、厳密に分けると予備校の教材がベターといえます。

「専門職的実施の国際フレームワーク」(IPPF)を読み込んで、模擬問題集やグレイム(GLEIM)を解くより、資格専門学校のテキストや問題集の方がわかりやすいと思います。

問題自体は試験問題に似せるのであまり変わらない可能性がありますが、日本語で受験する方にとって問題集の解説がわかりやすいといった違いはあると思います。

ただ、予備校(予備校教材)がベターだとしても、予備校を使うことに躊躇(ちゅうちょ)します。何がネックなのか?やはり、お金ではないでしょうか?

お金の問題がないのであれば、授業には出ないのだとしても、予備校の教材を入手してやる方が、よりわかりにくいIPPFや問題集を解くよりよいのですから。

独学の場合の教材は、下記の記事で教材を紹介しています
また、予備校問題では足りず補足したい場合にも使えます。

公認内部監査人:独学の場合のテキスト・問題集(使用教材)

CIA講座を取り扱う資格学校は3つ!

  1. アビタスのCIAコース 
  2. GRC Labo CIA講座
  3. TAC 公認内部監査人コース

記事掲載当時の主な講座情報になります。アビタスとTACは通学講座もありますが、「GRC Labo」はオンライン講座のみです。

数社しかないですし、資料を取り寄せたり、セミナーに参加してみることは、モチベーション維持の観点からもおすすめします。

3社とも、きちんと情報をサイト上に公開しています。

公知情報としてきちんと記載されていますので、記事掲載当時の料金を比較させていただきました。

予備校自体は、合う・合わないがありますので、資料等を取り寄せてご自身で比較されることをおすすめします。このブログではどこかをけなすようなことはありません。

入会金がスクールによりかかります。説明会などにいってから選択されるとよいはずです・・・。

*教育訓練給付金の使用できる講座もあります。

教育訓練給付金も活用する!

アビタス、TACは教育訓練給付金の対象講座があります。(GRC Laboは給付金対象外のため変わらず記載)

実際は講座終了後、ハローワークに申請してとなりますが、20%が後から戻ってきます。ただし、ここも責任は持てないため、講座説明会や資料を取り寄せるなどして、ご自身でのご確認とご判断をお願いします。

また、会社の補助がある方の場合は、給付金を使用しないこともあると思います。

補助がある場合は会社への確認をおすすめします。

約20万円前後が予備校費用としてかかりますので、給付金は活用すべきです。

全体的な知名度は低いですが、業界内の知名度はそれなりにはあります。実務に使えるそれなりの資格としては、この位かかるのかなと、思う部分もあります。

そう思うのは、感覚がマヒしているのかも知れませんが。感覚が麻痺する理由は、試験の受験料の代金が高いこともあります。落ちた時の再受験の料金が、1科目落として約3~5万円と、他の資格試験と比べてとても高いです。(協会の会員・非会員により料金が異なる)

何度も落ちることを考えると、気合入れて予備校使ってプレッシャーをかける位もありかなと思う側面もあります

補足①:財務会計の補助コースは受けた方がよいのか?

アビタスとTACは、両行とも財務会計のオプション講座があったりしますが、簿記3級程度の知識があれば、取るまではないような気もします。

PART3の回の記事に書きますが、財務会計はPARTⅢの一部です。1科目として成り立っているなら、力を入れて勉強する必要はありますが、他でカバーすることもできます。私は財務会計苦手な方ですが、財務会計は合格点がギリギリ取れればいいや、あるいはせめて半分取れればいいや精神ではありましたので、参考までとはなります。

補足②:「内部統制評価指導士」の資格はいるのか?

内部監査人協会の資格で、公認内部監査人(CIA)の他に、内部統制評価指導士(CCSA)という資格があります。

受験するときは私も迷いました。

資格としては、CIAのPART1とPART2辺りを勉強しておけばよいということで、CIAの勉強をしておけば2つの資格が取れると言われていた気がします。

TACだけは、Wライセンス本科生というコースで、CCSAの講義(1回ですが)とCCSA取得に必要なファシリテーション2日間講座がありました。(前述の費用比較はCIAのみです)

これは「GRC Labo」のQ&Aにも書いてあり、そちらを出典元として一部引用させていただきます。

内部監査実務を行うにあたり有用な資格はCIAであり、CIAに加えてCCSAが必要とは考えておりません。

個人の見解ですが、その通りだと思います。

内部統制評価となかなか興味深い名前がついているので気にはなります。CIAとCCSA取得後には、CIAの継続教育ポイントで両方を維持することができます。また、CCSAは実務要件がたしかないはずですので、実務要件の問題で、公認内部監査人を名乗れなくても名刺に「内部統制評価指導士」という専門家っぽい表記がとりあえず、できたりはします。

ただ、CCSAだけ持っているような人がいたら戸惑ってしまいます。

受験費用も、内部監査人協会の資格ですからやっぱり結構します。
セットで、ついでにとってみようと思う方以外は公認内部監査人こそが目指すべき地点ではないでしょうか?
資格を維持する協会には悪いですが、影響力もないブログとして言わせていただくと、CIAだけを目指されるので十分ではないかというのが見解です。

次回は、それぞれの資格専門学校についての考察と、私が選んだ理由などを書く予定です。ただ、どこかをけなすつもりはありませんので、予備校が気になる方は、みなさま自身で資料やセミナーを取り寄せてみた上で、ご検討ください。

CIA/公認内部監査人資格 アビタス
アビタスのCIAコース