公認内部監査人

Part2は内部監査の実務(それでも「公認内部監査人」としての基本の考えが大切)

公認内部監査人の資格試験の記事です。

CIA/公認内部監査人資格 アビタス
アビタスのCIAコース

3科目を大きく分けると、2つの分類

3科目それぞれに合格することが必要な、公認内部監査人試験。

ただ、大きく分けると2つとも言えます。

  1. 内部監査の「基礎」と「実務」を扱うを扱う、「PartⅠ」と「PartⅡ」
  2. 内部監査に関連する知識を扱う「PartⅢ」

パート1とパート2は、ほぼ同時に受けるのが鉄則!

見出しについては、過去記事でも触れました。

CIA試験)Part1とPart2は、ほぼ同時期に受けることが鉄則! 

パート1と2は、内部監査自体に関する知識が問われます。

もちろん、別科目にしてる位ですから、出題される問題も異なるといえます。が、このCIA試験はパートをまたぐ問題が出てきます。

パート1も2も、内部監査自体に関する科目だと思って、両方勉強して、ほぼ同時期に受けるのが試験合格への王道だと思っています。

とは言え、(ほぼ感想となりますが)今回はPartⅡについて触れたいと思います。

内部監査業務の経験により、難易度の認識が異なる科目

私の場合は、内部監査業務は未経験から始めました。この資格試験の勉強をすることで内部監査とはなんぞやを学んだとも言えます。

個人的には、そうした初心者にとってもっとも難しく感じたのは、このパート2でした。

もちろん、内部監査業務を初めてすぐの勉強ではなく、しばらく業務を行ってからだとしたら、感想が違かったかも知れませんが・・・。

一方で、長年の内部監査業務の経験者の場合、パート3が難しかったという話を何度か聞きました。

たしかに、どう勉強したらよいのかわからなくなってしまう面があります。浅いけれども、広いというのも、なかなか難しいですね。

この辺りの評価は、個人差もありますので何とも言い難いです。

パート2は、ともかく基本に忠実に繰り返すしかない・・・!?

監査初心者にとっては、わからないことも多いので、テキストや問題集を繰り返すしかない気がします。

私の場合は、資格学校としてアビタスを使用しました。

CIA/公認内部監査人資格 アビタス
アビタスのCIAコース

一方で、監査経験があるといっても、普段の実務通りの常識で考えてしまうと不合格になりかねないのがパートⅡのこわさでもあります。

この資格はあくまで国際資格で、米国の内部監査的な考えが必要となります。多少、日本的な監査役会と社長直下といった知識は忘れて、テキストや問題集から純粋に吸収することも必要とされます。

今思うとですが、内部監査業務の経験があると、常識ではなく求められている回答を選ぶためには、既存業務の常識から抜け出すための一定期間が必要な気がします。

試験中に落ちたと思っても最後まであきらめない!

私にとって、PartⅡの試験はとても難しかったです。受験時期を自分で選択できるのが公認内部監査人試験の特色ですから、問題集を一定水準まで解けるようになった状態で受けました。

しかし、試験開始20~30分で、自信はもろくも崩れ去った記憶があります。

試験中に、「あー落ちた」「いったい、どう勉強すればよかったんだろう」「この受験費用があったら・・・」、もう雑念だらけですね。

今なら、そんな試験以外のことを考える余裕があるなら、目の前の問題文の意味を取ることにもっと必死になれ!と言いたいです。

それでも、結果的には合格できました。受験後の合否の紙をみるのがいやなくらいでしたが、自分の目でみて、合格していたことにびっくりしました!

個人的には、日本的な実務はぐっと飲み込み、アメリカの内部監査人だといった基本に則した考え方を軸にすることが大切な気がしました。

実務になれていると、知識がすっと入るかも知れませんが、油断せずに繰り返すことで「基本的な考え方」を刷り込むことをおすすめしたいところです・・・。